よくある質問(FAQ)
FreeGroup2 についてよく寄せられる質問と回答をまとめています。導入を検討されている方、すでに使い始めた方、両方を対象としています。お探しの内容がここにない場合は、GitHub の Issue やお問い合わせフォームからご連絡ください。
1. 基本・全般
Q1. FreeGroup2 とは何ですか?
ソースアベイラブルの名刺管理システムです。アップロードした名刺画像から AI が氏名・会社・連絡先を読み取り、検索可能な人物データベースに整理します。Python / Django で構築されており、自社サーバーやレンタルサーバーへ自由に導入できます。ソースコードはすべて GitHub に公開されており、自社利用であればライセンス料は不要です。
Q2. 「FreeGroup2」と「FreeGroup2 for Sales」は別物ですか?
中身は同じソフトウェアです。「for Sales」は、営業現場での利用を想定したパッケージ名・キャッチコピーとして付けています。将来的にメール配信・案件管理・スケジューラなどが追加され、グループウェアスイートへ拡張される計画ですが、名刺管理機能の本体は共通です。
Q3. どんな業種・業務に向いていますか?
社外の人と名刺を交換する機会が多い業務に向いています。具体的には法人営業・コンサルティング・士業(弁護士・税理士など)・採用人事・広報など。とくに「顧客情報を外部クラウドに預けたくない」「無料で長期運用したい」「将来カスタマイズの可能性がある」というニーズに合います。
Q4. 本当に無料で使えるのですか?
ライセンス料は無料です。 自社で構築し、自社の業務にのみ使う場合は、ソフトウェア自体に月額課金もユーザー数制限も発生しません。
ただし、実際に運用するには次のような実費が別途必要です。
- サーバー費用:自社でサーバーを用意する場合はハードウェア購入費、レンタルサーバーや VPS を使う場合は月額費用がかかります。
- ドメイン・SSL:独自ドメインで公開する場合のドメイン取得費、SSL 証明書の費用(無料の Let's Encrypt も利用可能)。
- AI-OCR の API 利用料:Claude API などを利用する場合、読み取り枚数に応じた API 利用料が発生します。
- 運用工数:インストール・バックアップ・アップデートなどの作業時間。自社で対応できない場合は導入支援サービス(有償)も利用できます。
「ライセンス料が無料」であって、「運用がすべてタダ」というわけではない点にご注意ください。それでも一般的な名刺管理 SaaS と比較すると、ユーザー数が多くなるほどコストメリットが大きくなります。
なお、FreeGroup2 を第三者に提供する、第三者から対価を受領するなどの商用利用には、別途登録が必要です。詳しくは ライセンス を参照してください。
Q5. 「ソースアベイラブル」とオープンソースは何が違うのですか?
どちらもソースコードが公開されている点は同じですが、利用に関する条件が異なります。一般に「オープンソース(OSS)」は、再配布・改変・商用利用を原則自由に認めるライセンス形態を指します。
FreeGroup2 は ソースアベイラブル です。ソースコードはすべて公開され、自社業務での利用と自社向けの改変は自由に行えます。一方で、複製物を第三者へ頒布する再配布や、第三者へのサービス提供などの商用利用には、当社への登録が必要です。「中身はすべて見られて、自社で自由に使える。ただし他社へ売る・提供する場合だけ登録が要る」とお考えいただくと分かりやすいです。これにより、利用者が安心して長期運用できることと、開発元が継続して開発・サポートできることの両立を図っています。
2. 機能・できること
Q1. AI-OCR でどこまで読み取れますか?
氏名(フルネーム・姓・名)、会社名、部署、役職、住所、電話、携帯、FAX、メール、ウェブサイト、SNS(Twitter / LinkedIn / Facebook / GitHub / Instagram)などの一般的な名刺項目を自動抽出します。日本語の縦書き・横書きの両方に対応し、英語・中国語などの多言語名刺もある程度認識します。読み取り結果は信頼度付きで表示され、画面上ですぐに修正できます。
Q2. 1 枚の画像に複数の名刺が写っていても処理できますか?
できます。OpenCV による画像処理で、1 枚の写真に複数の名刺が写っている場合でも自動で個別の名刺領域を切り出してから OCR にかけます。スキャナで一度に複数枚スキャンした場合や、机に並べて 1 枚にまとめて撮影した場合などに便利です。
Q3. 重複した名刺はどう扱われますか?
新しく取り込んだ名刺は、既存の人物データベースと自動で照合され、同一人物の可能性がある候補があれば「重複候補」として通知されます。マージ(統合)すれば、同じ人物の異なる時期の名刺を 1 件の人物にひも付けて履歴管理できます。誤って統合してしまった場合は復元機能で取り消せます。
Q4. CSV や vCard でエクスポートできますか?
エクスポート機能は 開発中(ロードマップ) です。現時点では Django 管理画面や dumpdata コマンドで DB から出力する方法があります。CSV / vCard 形式の正式サポートは今後のリリースで追加予定です。
Q5. 名刺管理以外の機能は予定されていますか?
はい。ロードマップとして次の機能を計画しています。
- メールマーケティング(名刺データを活用した一斉配信・クリック計測)— 開発を進めており、近いリリースで提供予定です。
- 案件管理(商談・プロジェクトの管理)
- スケジュール管理(チーム予定共有)
- 設備予約(会議室・社用車など)
これらは順次追加予定で、まずは名刺管理(コンタクト DB)の安定運用を優先しています。
3. 導入・運用
Q1. クラウドサービスとして提供されていますか?
いいえ、FreeGroup2 はクラウド SaaS ではなく、自社サーバーや契約しているレンタルサーバーへインストールして使う「セルフホスト型」のソフトウェアです。データを社外に出さずに運用したい企業に最適です。クラウド型を希望される場合は、サポート事業者にホスティングサービスを依頼する方法もあります。
Q2. インストールにはどのくらいの技術スキルが必要ですか?
Python / Django の基本的な操作(SSH ログイン、pip、データベース初期化など)ができる方であれば自力で導入可能です。手順は インストール ページに詳しく記載しています。「サーバー周りは自社で見られない」という場合は、株式会社ネットワーク東海などのサポート事業者に導入支援を依頼できます。
Q3. エックスサーバーのような一般的なレンタルサーバーでも動きますか?
Python 3.13 と Django 6.0 を動かせるレンタルサーバーであれば動作します。エックスサーバーのスタンダードプラン以上、または VPS / 専用サーバーが推奨です。共用サーバーの場合は Python バージョンや SSH の制限を事前にご確認ください。
Q4. バックアップはどうやって取れば良いですか?
データベース(SQLite / MySQL / PostgreSQL)とメディアファイル(media/ 配下の名刺画像)の両方を定期的にバックアップしてください。cron での自動化を推奨します。具体的なコマンド例は バックアップ ページにまとめています。
4. データ・セキュリティ
Q1. 名刺データはどこに保存されますか?
すべて自社サーバー(または契約しているレンタルサーバー)上のデータベースとファイルシステムに保存されます。FreeGroup2 の開発元や第三者のクラウドにデータが送信・保管されることはありません。サーバー管理者の権限を持つ人だけがデータへアクセスできます。
Q2. AI-OCR を使うと名刺画像が外部に送信されますか?
OCR エンジンに Anthropic の Claude API を利用しているため、OCR 処理の瞬間だけ画像が Anthropic のサーバーに送信されます。Anthropic のポリシーでは API 経由で送信されたデータはモデル学習には使用されない方針が明示されていますが、機密性の高い名刺を扱う場合は事前に貴社の情報セキュリティポリシーをご確認ください。今後、ローカル完結型の OCR エンジン(Tesseract や独自モデル)を選択できるオプションも検討しています。
Q3. データを完全に削除したい場合はどうすればよいですか?
サーバー上のデータベースと media/ フォルダのファイルを削除すれば完全に消えます。Django 管理画面からコンタクト単位で削除することもできます。バックアップを取っている場合は、そちらも合わせて削除してください。
Q4. 通信は暗号化されていますか?
ブラウザとサーバー間の通信は、HTTPS(TLS)を設定すれば暗号化されます。本番運用では Let's Encrypt などの無料 SSL 証明書、またはレンタルサーバーが提供する SSL を必ず有効にしてください。HTTP のままの本番運用は推奨しません。
5. ライセンス
Q1. 自社利用と商用利用の違いは何ですか?
「自社の業務のために FreeGroup2 を運用する」場合は自社利用に該当し、無償で使用できます。一方、次のいずれかに当てはまる利用は商用利用となり、登録が必要です。
- FreeGroup2 を第三者に提供することそれ自体を目的とする利用
- FreeGroup2 に関連して第三者から対価を受領する利用
- FreeGroup2 のインスタンスを第三者の管理下に置く、または第三者専用のインスタンスを運用する利用
判定の詳細は ライセンス ページをご覧ください。
Q2. 自社利用の範囲はどこまでですか?
自社の業務を遂行するために FreeGroup2 を運用し、その業務に必要な範囲で第三者(取引先・顧客・関係会社等)にアクセスを許可する場合も、自社利用に含まれます。自社利用にはユーザー ID 数による課金がなく、1 人でも 1,000 人でも無償です(サーバー資源等の実費は別途必要です)。
Q3. 登録料はどのように決まりますか?
商用利用の登録料は、初期登録料と年間登録料の 2 階建て構造です。初期登録料は社員数(上場・非上場で区分)で、年間登録料は総保有 ID 数で決まります。具体的な金額は ライセンス ページおよび LICENSE.md の附則A・附則B をご覧ください。
Q4. ディストリビュータとは何ですか? 一般の利用者と何が違いますか?
「ディストリビュータ」とは、FreeGroup2 を商用利用するために当社へ登録した事業者を指します。自社の業務のために使う一般の利用者(自社利用)は登録不要・無償です。一方、FreeGroup2 を第三者に提供する、第三者から対価を受領するといった商用利用を行う事業者はディストリビュータ登録が必要で、登録料をお支払いいただきます。
登録された事業者には、固有の プレフィックス(識別用の接頭辞)が付与されます。プレフィックスは英小文字で始まる 3〜12 文字の英小文字・数字(アンダースコア不可)で、ご希望をうかがったうえで先着順に確定します。
Q5. 登録料の支払い方法を教えてください。
国内の事業者様には、当社(株式会社ネットワーク東海)から円建ての請求書をお送りします。お振込でお支払いください。海外の事業者様は、クレジットカード等によるお支払いに対応します。いずれも登録の承認後に、お支払い方法を個別にご案内します。
初期登録料は、ご登録の承認時に一度だけご請求します。
年間登録料は、毎年の更新時にご請求します。更新月の1か月前までに、更新フォームから有効ユーザー数(ID数)をご申告ください。ユーザー数に変更がない場合も申告は必要です。ご申告いただいた ID 数に応じて請求書を発行します。更新フォームによるご申告がないまま更新月から3か月を経過した場合は、ディストリビュータ登録を抹消します。
Q6. ソースコードを改造しても良いですか?
はい、自由に改変できます。FreeGroup2 はソースアベイラブルとして公開されており、自社業務に合わせた機能追加・改修は歓迎されます。改変した内容は全面的に非公開とすることもできます。ただし、複製物そのものを第三者に頒布する再配布は禁止されています。また、改変したものを使って第三者にサービスとして提供する場合(SaaS 提供等)は商用利用となり、登録が必要です。
6. サポート
Q1. 困ったときはどこに問い合わせれば良いですか?
技術的な質問・バグ報告は、GitHub の Issue Tracker へお寄せください。導入支援・有償サポートに関するご相談は、FreeGroup2 の お問い合わせフォーム からご連絡ください。
Q2. 商用利用にはどのような登録が必要ですか?
商用利用には、ライセンサー(株式会社ネットワーク東海)への登録が必要です。登録は初期登録料と年間登録料からなり、貢献(プルリクエストのマージ等)に応じた割引制度も用意されています。詳細は ライセンス ページおよび LICENSE.md をご覧ください。
Q3. 自社向けに機能をカスタマイズしてもらえますか?
はい、業務フローに合わせたカスタマイズ開発を承っています。外部システムとの連携、独自フィールドの追加、社内 SSO 連携なども対応可能です。詳しくは FreeGroup2 の お問い合わせフォーム からご連絡ください。
それでも解決しない場合は
このページに該当の質問がない場合は、以下のいずれかでご連絡ください。
- GitHub Issue:github.com/IwataYoshifumi/freegroup2/issues(バグ報告・機能要望)
- お問い合わせフォーム:v2.freegroup.work(導入相談・商用利用の登録)
ドキュメントの誤りや不足のご指摘も歓迎します。