名刺の取り込み
名刺画像をアップロードしてから、コンタクトとして登録されるまでの流れを説明します。スマートフォンで撮影した写真も、スキャナで取り込んだ画像も、どちらも同じ手順で取り込めます。
取り込みの全体像
FreeGroup2 では、1 枚の名刺は次の 3 つのステップで処理されます。
- 画像アップロード:撮影またはスキャンした画像をブラウザからアップロードする
- OCR 処理(自動):OpenCV で名刺領域を切り出し、Claude が氏名・会社などを読み取る
- 確認・修正:読み取り結果を画面で確認し、必要なら修正して保存する
ユーザーがやることは「画像をアップロードする」と「結果を確認する」の 2 つだけです。
1. 名刺画像のアップロード
メニューから「名刺アップロード」を選び、画像ファイルをドラッグ&ドロップするか、ファイル選択ダイアログから選びます。
- 対応形式:JPEG / PNG / HEIC(HEIC は内部で JPEG に変換されます)
- 1 ファイルあたり数 MB 程度を推奨
- 1 枚の画像に名刺が複数枚写っていても問題ありません(自動で 1 枚ずつ切り出します)
撮影のコツ:
- 名刺と背景のコントラストがはっきり出るように、白い名刺なら濃い色の背景の上で撮る
- 名刺全体が画像に収まるようにする
- なるべく真上から撮影する(斜めでも自動補正されますが、極端な角度は精度が落ちます)
- 反射でテキストが白飛びしないよう、照明の角度に注意する
アップロードが完了すると、その画像は「元画像」として保存され、自動的に OCR 処理待ち(pending ステータス)になります。
2. OCR 処理の流れ
アップロード後、システム内部では次の処理が順に走ります。
- 画像の前処理:必要に応じて回転・色変換などを適用
- 名刺領域の検出(OpenCV):1 枚の画像に複数の名刺が写っていても、それぞれを個別に切り出す
- 切り出された名刺ごとに OCR(Claude Sonnet 4.6):以下のフィールドを抽出
- 氏名(フルネーム / 姓 / 名 / 敬称)
- 会社名・部署・役職
- 住所・郵便番号
- 電話・携帯・FAX
- メールアドレス・ウェブサイト
- SNS(Twitter / LinkedIn / Facebook / GitHub / Instagram)
- 肩書き・キャッチコピー・支店名・資格
- 正規化:電話番号やメールの表記ゆれを整える
- Contact レコードの作成:1 枚の名刺 = 1 つの
Contactとして保存
OCR 処理は数秒〜十数秒で完了します。完了すると「元画像一覧」のステータスが done に変わります。
失敗時のステータス
| ステータス | 意味 |
|---|---|
pending |
処理待ち |
processing |
OCR 実行中 |
done |
正常終了 |
error |
処理エラー(画像形式の問題、API エラーなど) |
error になった場合は、画像を確認して再アップロードするか、管理者にログを確認してもらってください。
3. 確認と修正
OCR が完了したら、「元画像一覧」または「コンタクト一覧」から該当の名刺を開きます。画面には次の 2 つが並んで表示されます。
- 左側:切り出された名刺画像
- 右側:OCR で読み取ったフィールド一覧
フィールドごとに信頼度(コンフィデンス)が記録されており、信頼度が低い項目はハイライトされます。間違っていれば直接フォームを編集して保存してください。
よくある修正ポイント
- 漢字の旧字体・異字体(髙橋/高橋 など)
- 「-」と「−」、全角・半角の数字
- 改行で区切られた住所が 1 行に結合される場合
- 会社名と部署が逆になっている場合
修正後は「保存」を押すと Contact レコードが更新されます。
4. 重複チェック
保存された Contact は、自動的に既存の人物データベース(Person)と照合され、同じ人物の可能性がある候補があれば「重複候補」として通知されます。
重複候補に対しては次のいずれかを選びます。
- マージする:既存の
Personに新しいContactをぶら下げる(同じ人物の別名刺として履歴管理) - 別人として登録する:新しい
Personを作成する
詳しくは コンタクト管理 の「Person・Contact の概念」を参照してください。
ヒントと注意事項
- アップロード上限はサーバー側の設定に依存します。多数の名刺を一度に処理したい場合は管理者にご相談ください。
- OCR は Anthropic API を利用するため、外部に画像が送信されます。機密性の高い名刺を扱う際は事前にポリシーをご確認ください。
- API キーの使用量は Anthropic コンソールで確認できます。1 枚あたりのおおよそのコストは導入時に管理者へお問い合わせください。